川崎医療福祉大学創立30年記念誌
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学科長 宮原勅治 この5年間で革命的な変化が起こったのが、人工知能の実用化だろう。もちろん医療福祉経営の領域にも大きなインパクトがあった。医療・診療に関する大量のデータ(DPC、NDB、病床機能報告等)も続々公開され、医療福祉経営はデータに基づく解析があたり前になってきた。本学科では、こうしたドラスティックな変化にいち早く対応し、学部、大学院の教育を「データ駆動型Data Driven」に向け、AI、BI(ビジネス・インテリジェンス・システム)、 GIS(地理情報システム)などを授業に導入し、学生が普通に情報活用できるようにカリキュラムを整えた。もはや5年前の面影はない。しかし、経営に携わるものこそ変化に柔軟でなければならない。5年後にはまた、驚くほどの変貌が起こっていよう。学科長・在学生からのメッセージ73基礎ゼミ医療福祉経営学科 卒業論文発表会(2019年)基礎ゼミ実習概論〜さらなる発展を祈って〜」3年生(平成30年度入学) 畑知志 川崎医療福祉大学創立30年おめでとうございます。本学医療福祉経営学科は、改組により平成17年に設置され、これまで多くの卒業生を送り出してきました。本学科の特徴は、医療と経営の双方の知識を、講義や実習などから実践的に学ぶことができ、様々な資格を取得することができる点です。また、就職先も、医療機関や一般企業といったように幅広く、多彩な選択ができる点も本学科の特徴となっています。 本学科で学ぶことのできる医療経営の知識は、近年、病院経営が見直される中で、とても必要性のあるものだと思っています。今後、本学科で身につけた知識を基に卒業生が現場で活躍し、医療経営がさらに浸透するとともに、医療福祉経営学科がさらに発展することを心より祈念いたします。「医療経営もデータ駆動型に」「川崎医療福祉大学創立30年

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