川崎医療福祉大学創立30年記念誌
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学科長 塩見 将志 言語聴覚療法学科は改組により2019年4月に設置されましたが、その前身は1991年に川崎医療福祉大学の開学と同時に開設された感覚矯正学科言語聴覚専攻です。 言語聴覚士法が制定されたのが1997年であることから、国家資格となる前から言語聴覚士を医療福祉の領域に必要な職種として認めていただいていたことを嬉しく思います。 言語聴覚療法学科は新設の学科ですが、これまでの伝統を受け継ぎ、質の高い教育を行っていきたいと考えています。開設時に25人であった定員は、言語聴覚療法学科では60人と増加し、新たな教育法を取り入れ、現在は実習教育と国家試験対策について新たな取り組みを始めています。 10年後、創立40年を迎える際には、この新たな取り組みで良い結果が出せているように全教員で努めていきたいと考えています。4年生(平成29年度入学) 下山 琴子 創立30年おめでとうございます。本学が開設された当時は2学部6学科でしたが、30年の積み重ねにより、現在は5学部17学科とより多職種の医療福祉人が育つ大学となりました。私はそんな本学だからこそ、様々な職種について知識を得ることができ、チーム医療に必要とされる「多職種連携」を強く意識することができるのだと思います。また、本学科では検査用具等が充実しており、講義ですべての学生が実際に用具に触れることで諸検査を具体的に学び、実習に活かすことができます。これも本学の長年の実績による賜物だと思います。恵まれた教育環境に感謝して、患者さんに寄り添える言語聴覚士を目指し、これからも勉学に励みたいと思います。学科長・在学生からのメッセージ45言語聴覚臨床実習Ⅰ・Ⅱ言語聴覚療法学科 教職員集合写真(2020年3月)言語聴覚臨床実習Ⅰ・Ⅱ「30年記念によせて」「30年の積み重ね」

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