川崎医療福祉大学創立30年記念誌
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20期生(平成29年度卒業) 山元 輝昭 大学創立30年記念、誠におめでとうございます。卒業生の一人として、私自身とても嬉しく思います。在学中は、知識や技術だけでなく専門職者としての心構えや倫理観についても教示していただきました。熱心に指導してくださった先生方には、今でも感謝の念に堪えません。理念を常に尊重する大学全体の姿勢に、医療福祉に対する真剣さと誠実さを感じ、看護師への志を新たにしたことを覚えています。今でも、同期の友人と在学時代を振り返り、教わったことを語り合っています。これから10年、20年先も、同じように学びを得た卒業生が輩出されることを思うと、一員であったことを本当に誇らしく思います。川崎医療福祉大学の今後のさらなる発展をお祈り申し上げます。学科長・卒業生からのメッセージ33看護ケア援助論(1年生)小児看護演習の学内演習(3年生)保健看護学科 教職員集合写真(2020年3月)「保健看護学部へ改組しての再スタート」学科長 中新 美保子 1995年に開設した保健看護学科は、25年目にあたる2019年度より保健看護学部保健看護学科となりました。多くの人材を輩出した養護教諭養成を終了し、看護師・保健師養成に焦点化し、変化の著しい社会の中でこれからの医療ニーズに応える看護職者の育成に取り組んでいます。この間、50人の定員は120人となり、二つめの実習室や看護実践力・臨床判断力育成のためのシミュレーター室の整備、川崎医科大学附属病院ならびに総合医療センター看護部等からの手厚い教育的支援を受けて発展しています。初代学長江草安彦先生の「医療福祉の精神を根底にもった看護職者の育成を」との思いを大切に、卒業生が臨地と母校をローテーションし、常に対象者の側に立った実践と教育・研究がリンクする学科でありたいと考えています。「在学時代を振り返って」

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