川崎医療福祉大学創立30年記念誌
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学科長 橋本 勇人 世界初の医療福祉大学の創設から30年、子ども医療福祉学科は、「あらゆる子どもと保護者の支援」を理念に、幼児教育と保育(ケアワーク)と精神保健分野でのソーシャルワークを融合した「新しい医療福祉」に挑戦しています。具体的には、①母親が妊娠した時点で、マタニティーブルーや産後鬱などへの支援を、②子どもが生まれてから主に小学校就学の始期までは教育と保育を統合した幼保一体の支援を、③同時に、病児や発達障がい児への支援もできる、切れ目のないインクルーシブな社会の構築に貢献できる世界初の人材を養成しています。創設者川﨑祐宣の遺伝子(結核に罹患した子どもへの想い)を、現代の必要性の中で進化させ実現しています。学科長・在学生からのメッセージ29新入生との茶話会(子ども医療福祉学科1期生)かわさきこども園でのボランティア(子ども医療福祉学科2期生)子ども医療福祉学科 教職員・1〜4期生集合写真(2020年4月)「あらゆる子どもの支援のために」4年生(平成29年度入学) 堀岡 愛 創立30年を経て、私たちは医療と福祉を統合した学びを深めてきました。子ども医療福祉学科は、通常の幼児教育に加え、病児、病後児、発達障がいを含む「あらゆる子ども」の支援というテーマを掲げて、日々勉学に取り組んでいます。また、あらゆる子どもの支援を達成するために精神保健福祉士の資格も取得できるカリキュラムで構成されています。 専門的な知識をもった先生方の授業は、とても充実しています。また、私たちの気持ちにも耳を傾けサポートしてくださるので、気を引き締めて頑張ろうと思えます。就職対策についてもご指導いただけるので、とても心強いです。 子ども医療福祉学科の歴史は未だ浅いですが、これからも頑張っていきたいと思います。「創設者 川﨑祐宣の遺伝子」

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