川崎医療福祉大学創立30年記念誌
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11期生(平成16年度卒業) 鈴木 智恵 私は現在、医療ソーシャルワーカーとして働いています。入学当時、やりたいことが見つかっていなかった私ですが、恩師の熱い想いに魅せられ医療ソーシャルワーカーを目指すことを決め、専門的に学べる「医療ソーシャルワーカーコース」を選びました。コースでは患者さんの心に寄り添う支援、またそれに必要な医療福祉の知識や技術など、現場で働く上でとても大切なことを学ぶことができました。くじけそうになったこともありますが、真摯に向き合い寄り添ってくださった恩師がいてくれたからこそ、今の私があるのだと思っています。また、今でも続く恩師や学友との交流、そして今もなお広がり続けるその輪は、私の大きな財産となっています。学科長・卒業生からのメッセージ21オープンキャンパススタッフ医療福祉学科 教職員集合写真(2021年)他大学とのワークショップ「医療に強いソーシャルワーカーを養成する」学科長 熊谷 忠和 本学科は、2014年より「実践力のあるソーシャルワーカー」「医療に強いソーシャルワーカー」を目指し、社会福祉士関連科目、基礎医学関連科目を必修科目とするなど、専門職養成学科として大きく舵を切りました。第30回社会福祉士国家試験(新カリキュラム導入時入学者)の合格率は、それまでに比し大幅に上昇し(新卒:60.7%)、また第32回社会福祉士国家試験合格率(新卒)では72.5%となり、全国的にもトップクラスとなっています。近年、ソーシャルワーカーの国家資格である社会福祉士及び精神保健福祉士に関する社会的要請が増大しています。それに伴い、本学科を卒業しソーシャルワーカーとして就職する学生の割合は、8割を超える状況となっています。今後も、本学科の専門職養成を目指す方向性はますます強化されていくと思います。「私を支えてくれた“つながり”」

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