日本で最高レベルの医療秘書
クリニカルセクレタリーとは、医師の右腕となる医療秘書であり、そのブレーンとなって、チーム医療を気配り・段取りでマネジメントしていく職種です。
まず、診療現場で働く者としてふさわしい心構え、立居振舞が必要です。次に気配りや気密保持といった医療秘書実務、実践ㇾベルのITスキル、医師からの指示に即座に対応できる医学知識、医療保険制度、診療情報管理の知識が必要です。本学科では、クリニカルセクレタリー業務に従事できる技能を有する者として認めるとともに、その資質の向上を図ることを目的として、2014年度からクリニカルセクレタリー認定試験を実施しています。
本学の医療秘書学科は全国で唯一の4年制大学における医療秘書養成校です。本学は附属病院に隣接しており、臨床経験豊富な医師から、医学知識をはじめ診断技法、電子カルテの記録方法等を徹底的に学びます。さらに、医学部で教授秘書としての実習を体験し、医師の働く姿を体感します。就職率は100%で、大学病院、地域の中核病院を中心に、全国の病院で活躍しています。
医療秘書学科は全国で唯一の4年制大学における医療秘書の養成校であり、前身である川崎医療短期大学の医療秘書科の教育から続く40年以上の歴史を持っています。そこで蓄積されてきた医療秘書教育に、プロジェクトマネジメントの手法を採り入れて、優秀な医療秘書としてのクリニカルセクレタリーを養成しています。
川崎医科大学や川崎医科大学附属病院などで充実した実習を行うことで、実践的な技能を身に付けることができます。即戦力というだけではなく、将来的に渡って伸びていくことのできる教育を受けられます。
医師の働き方改革が進む医療現場において、クリニカルセクレタリーへの期待と需要はますます高まっています。また、求められる知識・技能も高度化・多様化しており、以前に比べるとかなりハイレベルな技能が求められるようになってきています。
本学科のクリニカルセクレタリー認定資格を持っている人は、正規雇用者としてハイレベルな仕事に従事しています。
しかし、本学のように本格的に育成している機関が少ないために、医師事務作業補助者の中には無資格で比較的簡単な事務作業補助にのみ従事している人もいます。このような場合には非正規雇用者となる場合が多いようです。医療現場ではこれらの人材育成も課題となっており、本学科ではこのような社会人に対して、文部科学大臣認定の職業実践力育成プログラムを実施しています。